まず。最初に。
私には無理だと思って秒スキャは諦めました。
FXを始めた時のスキャルピングイメージ。
1分足チャートで数秒で数pipsを取るトレードを何百回と繰り返す。
無理。
でも実際に何年か続けているうちに、自分だけのトレードの形が出来ました。
それが今回お話するトレード方法です。
・1分足チャートの中で上位足まで環境認識をしたい。
・秒スキャは視力体力的に無理。
・1日1~2回だけやるスキャルピングトレードが丁度いいかな。
・でも獲得pipsは10~15pipsくらい欲しいところ。
上記の条件で、自分のやりやすいトレード手法を考えました。
MT4のチャート上でこねくり回して。
2018年トレード開始からずっとメイン時間足は1分足。
それから勉強して経験値を積むうちに
「上位足も確認する環境認識」の重要さを感じて、15分足も使い始めました。
そこで
「メインの1分足チャートに15分足の動きを組み込む」ことに。
どんな感じのチャートなのか
どんな感じでトレードをするのか
結果、どれくらいの獲得pipsが見込めるのか
自分の考えをまとめてみました。
1分足見ながら、狙うは15分足の「波」
「なんで15分足の話?」って思う人もいるかもしれません。
私は1分足チャートでトレードするのがスキャルピングだと思ってました。
私が実際にやっているトレード方法です。
チャートを説明します。
15分足のBands(ボリンジャーバンドでも可)を1分足に設定します。
国内FX各社のオリジナルチャートではBandsが入ってないので、MT4を使用してください。
ここではMT4のチャートを使用を想定して進めます。
※MT4をお持ちでなければ、国内のFX会社なら「OANDA証券」ならばMT4チャート上で直接トレード出来ます。
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MT4に標準で入っているインジケーター。
ボリンジャーバンドと同じに見えてちょっと違う。・ボリンジャーバンドは「期間」「表示移動」「偏差」
全部同じ色で細かく変更出来ない。
・Bandsは色の変更のところで「期間」「偏差」の色や線の太さがそれぞれ変更が出来ます。
私は期間や色や線種が違うボリンジャーバンドとして複数重ねたかったので、Bandsを使用しています。
チャート設定
1.1分足チャートを出す。
2.「挿入」→「インジケーター」→「カスタム」から「Bands」を入れる。
3.「パラメータの入力」
※ここで以下のように入力
Bands Period→20(ボリンジャーバンドで言うとミドルのこと)
Bands Deviations→2.0(ボリンジャーバンドで言うと±2σ)
4.「Bands」をもう一回入れる。
※ここで以下のように入力
Bands Period→20
Bands Deviations→1.0(ボリンジャーバンドで言うと±1σ)
ここまでで1分足のミドル20の「ボリンジャーバンド」を「Bands」で完成させました。
次は、1分足上に表示させる15分足の「ボリンジャーバンド」を作ります。
同じく使うインジケーターは「Bands」で。
5.「Bands」設定3回目また入れる。
※ここで以下のように入力
Bands Period→300(1分足における15分足の20MAに相当)
Bands Deviations→1.0(ボリンジャーバンドで言う±1σ)
上記1分足チャート。
実際私はこんな設定で使っています。
・赤いバンドは300MAの±1σ
・茶色のバンドは20MAの±1σ、±2σ
・黄緑のMAは60SMA(20MAとクロスしたらエントリー準備)
※「ボリンジャーバンド」でもいいんですが
「Bands」だと、インジケーターのプロパティから色のタブにあるセンターのラインを「none」に出来るメリットがありまして。
つまり、チャート上から20MAのミドルラインを1本消すことが出来るので、Bandsのほうをおすすめしときます。
15分足と1分足の比較チャート
私が15分足のどの部分を、1分足に時間軸を落とした時にどう見ているのか。
ローソク足だけではわかりにくいので、ものさしとしてBandsを設定しました。
以下のチャートは
ドル円の15分足のものです。
チャートのインジケーター設定値
・Bands(ミドルバンド20、±1、2シグマをそれぞれ入れる)
・MACD
東京時間:ピンク
ロンドン時間:ブルー
ニューヨーク時間:緑
それぞれの時間帯を色分けして四角で囲んでいます。
(冬時間だとロンドンは日本時間17時からですが、私は16時から見ています)
こちらは同じ時間のドル円1分足です。
下位足(1分足)に上位足(15分足)のBandsを設定して、
「上位足の中で自分はどこにいるのか」位置確認のために表示させました。
チャート上で自分の立っている位置を把握せずに
やみくもに目の前の「波」に乗ろうとしても上手くいかないからです。
上記のBandsの設定値はミドルバンド300の±1、±2シグマ。
1分足での300のボリバンは、15分足だと20のボリバンに相当するわけで。
イメージ的には
「15分足のチャートを『虫眼鏡』で細かく見てみたら、細々小さなローソク足(1分足)が詰まっていました」
・・・という感じでしょうか。
1トレード15分以内の値幅を、1分足チャートでスキャルピングで狙う。
次の15分足が出来る前にトレードを終了させる。
このチャートでエントリーをするとしたら?
上記チャートだと、私だったら-1シグマラインを割ってからエントリーを考えると思います。
その後、緑ラインで作った小さな三角を下抜けるところから2本目エントリー。
利確はラウンドナンバー付近のピンバーが出た付近かな、と。
後付けのチャート解説ですけど。
実際のトレードも同じような感じです。
自分なりに細かく解説を考えてみましたが。
自分の頭の中のトレードの考えを他人に説明するのって難しいですね。
狙える値幅
ユーロドルだとだいたい5pips~20pips。時に30pipsくらい行ける時が。
東京時間はボラがないので除外です。
おすすめ通貨ペア
ドル円やユーロドル等、低スプレッド通貨ペアをおすすめします。
私はユーロドルでトレードすることが多いです。
その場合、トレード時間帯はロンドン時間かNY時間でやってください。
実際の15分足トレード記録
実際に15分足でトレードをした時の記事が以下リンクです。
普段は移動平均線のみのトレードをしています。
「トレード手法」に書いてある方法とインジケーター設定値とほぼ同じやり方です。
細かな動き(1分足)だけを見なくていい
昔は「MTF(マルチタイムフレーム)」という意味がわかりませんでした。1分足という単独時間足しか見ることが出来なかったんです。
「1分足で見る」という目線が固まってしまって。
5分足とか1時間足とか、見ても意味がわからなかった。
1分足だけを見るところからスタートさせたFXトレードでした。
今回のように複数時間足のBandsを重ねて、トレード回数を重ねて。
いつのまにか上位足で環境認識しながらのトレードをするようになってて。
自然と他の時間足のチャートの動きも見ることが出来るようになりました。
私は1分足チャートに15分足のBandsを表示してますが、各人好みの時間足でも応用可能です。
5分足チャートに1時間足のBands
(この場合は1時間足のミドルは240MAでBandsを設定すればOK)
・・・などなど
今回紹介したチャート設定は
ご自分のトレードしやすい時間足を見つける方法にも使えると思います。
自分の手を動かして、想像をして、実験を繰り返して経験値を積んでマルチタイムフレームの見方に慣れていってください。
※ここで紹介したトレード手法は、あくまで私の例です。
投資は自己責任で、ご自身の判断で行ってください。
(とにかくまずはデモトレードですよ)
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